げろーまにうむ

アニメを見るだけのマシーン

2015年アニメ10選

初投稿になりますどうもげろーです。
2016年も始まっているのに今更何をやっているんだという感じですがタイトル通り2015年特に良かったアニメを挙げようと思います。



1.聖剣使いの禁呪詠唱

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2015年のアニメはこれなくしては語れないではないでしょうか。

このアニメが始まった当時制作会社ディオメディアはこの作品を含む計4作を同時に放送しており主に某お舟のファンからは大丈夫なのかという悲鳴にも似た声が聞こえていたのだがどうやらこちらも大丈夫ではなかったようです。

しかしシナリオにおいては影響を受けることはなくこの作品の魅力を存分に引き出していたように思えた、引き出しすぎて作者やイラストレーターすら知らない物語が生まれ困惑の渦に巻き込んだ。

主人公灰村諸葉(画像下部中央)は2つの前世を持つ特異な人間ながらその記憶を断片的にしか持たず窮地に陥るとその記憶が呼び起こされパワーアップする、というのがある種パターン化しておりその際使われる思い…出した!というセリフは2016年現在も一部界隈で大流行している。
2015年のアニメ流行語大賞が存在していたなら満場一致で選ばれるでしょう。

しかし終盤はそのパターンを逆手に取ったかのようなストーリーや台詞が続き制作陣に踊らされていた感覚に陥る思慮深い作品作りにも見えるほどの出来栄え。
前述の通り4作もの同時制作により画作りには苦戦してたのかもしれないがそれを逆手に取ったような演出の妙で視聴者を楽しませ限界まで
持てる力を出し切る姿勢にエンターテイメントの力を感じました。

(例:場違いに植えられたヤシの木、30秒ほどひたすら波を映し続けるシーン、最終話に覚醒して全身ギザギザになる主人公、変な高速移動おいかけっこなど)

変な高速移動


見どころ:たまにしかちゃんと流れないEDがいい曲




2. 六花の勇者

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自分は視聴する前にあまり前情報を調べないので最初は世界を救う王道ファンタジーものかなと思っていたが中盤になってどうやら違うらしいと気づく。

タイトル通り「六花の勇者」として選ばれ力を与えられた六人が世界を救うというのがあらすじなのだが上記の画像を見ての通り自称勇者が7人おり1人は偽者。

最終的にその偽者と疑われ絶体絶命となった主人公アドレット・マイア(画像右から3番目)だが地上最強と名乗る割に強力な能力や体術を持つ他の勇者と違い爆薬や毒などの薬品を使った卑怯戦法と口のうまさだけが武器。
しかしボロボロになりながら他の勇者と連戦し撃破し論破するという逆転劇が爽快。

他の勇者も主人公と敵対するという役柄になるのだが腹の中に凶魔を飼っており戦闘の際に嘔吐し戦わせるゲロイン(ゲロを吐くヒロイン)チャモ(画像左から2番目)を代表に魅力的なキャラばかりで全員好きになってしまい彼女たちに真犯人であってほしくない、と思わされてしまう。

原作1巻で1クール全てを使ったという丁寧な描写も手伝いゆったりと進みながらも満足感のあったアニメ。

見どころ:加隈亜衣さんの嘔吐ボイス




3.監獄学園

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原作を読んでいた自分はこのエロよりオゲレツに近いものをアニメ化と聞いて講談社お得意のOADでお茶を濁すんだろうと思っていたのだがどうやらTVシリーズでのアニメらしいということで正気かというのが第一印象だった。
しかし制作スタッフが出た時監督 水島努の文字を見て不安が期待に変わっていた。
僕はこの監督のギャグアニメの雰囲気というか空気感がとても好きだったのだ。

放送が始まると期待以上の出来や声優の熱演、名シーンである脱糞、放尿、肛門裂傷などを逃げずに真正面から描き切りすでに展開を知っていながらも大笑いしてしまう大満足な作品。

原作ファンとしての視点なので他作品とは評価の基準が少し違うが未読の方はもっと楽しめるアニメなんじゃないかと。

見どころ:花澤さんの花ちゃんいいよね…




4.オーバーロード

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今流行のweb小説原作でネットゲームの世界に入ってしまったというこれまたソードアートオンラインやログ・ホライズンなどに続く流行気味の作品。

しかしこの2つと決定的に違うのは主人公モモンガ(画像最奥)が異形の骸骨であること。
主人公がNPCに魔王として振る舞いながら同じ境遇である他プレイヤーを探すのですがかなりノリノリで演じその割にその振る舞いとモモンガとしての心の台詞が合致しなかったりギャップにニヤリとくる。

ゲーム時代にかなりやり込んでいるモモンガがレアアイテムや強力な魔法を使って敵対してくるゲーム内の敵キャラを倒していく個人的にあまり好みではない俺ツエー的な面もあるのだがあくまでゲーム内で現実のモモンガさんはむしろ社会的には底辺のようなので個人的にはセーフ。

見どころ:男装少女と女装少年の姉弟エルフNPC




5.少年ハリウッド -HOLLY STAGE FOR 50-

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第1期である少年ハリウッド -HOLLY STAGE FOR 49-は2014年のアニメで今作はその分割2クール目であり前期の話をせずには語れないので挙げていいものかと迷いもしたがいいやということで入れました。

僕はアイドルに関して全くの無知でアイドル観のようなものはぼんやりしていたのだがそれをはっきりと感じた作品ではないかと思う。

何と言ってもシャチョウのキャラクターが強烈でアイドルとは何かという問いにテンプレ的な解答をする5人にアイドルのあり方を説くなど厳しいながら少年たちを導く良き大人として描かれる。

第1クールで初ステージやテレビ番組の出演なども経てある程度有名になり固定ファンもついた彼らを描いたのがHOLLY STAGE FOR 50になるのだがそこでは彼らが名前を継いだ前少年ハリウッドメンバーなども登場しさらにアイドルとは何かが煮詰められていく。

映像の演出も視線や間、カメラワークなどにも意図が散りばめられぞわぞわと鳥肌の立つ感覚を各話ごとに何度も味わえる贅沢なアニメーション。
人にこの作品の面白さを説くことのできない自分の語彙のなさを悔やむ特別な面白さを持っている。

見どころ:ポエム




6.VALKYRIE DRIVE -MERMAID-

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見ての通り女の子同士が組んずほぐれつするアニメ。
監督、キャラクターデザイン金子ひらくに始まるスタッフを見ての通りのおっぱいアニメでおっぱいの大きさ、形、乳首に至るまで細部にこだわり抜いた怪作。
内容も攻め役の女の子がキスや愛撫をして受け役が感じると武器化するという能力を発現した女の子だけを人工島マーメイドに隔離し生活させるアニメであり完全にレズパラダイスと化していたのである。

地上波やBS放送では肝心なところは謎の光に阻まれてしまうのだがワンランク上のアニメチャンネルAT-Xではあんなところやこんなところまで見えてしまう仕様でありこのアニメのためにワンランク上の高みを検討した紳士の方も多いのではないでしょうか。

主人公の処女[とこのめ]まもり(画像右側)は何も知らずに武器化能力に覚醒した処女でありノンケだったのだがレズパラに送り込まられてしまいロストバージンの危機に瀕していたのだが通りすがりの敷島魅零(画像左側)に助けられ行動を共にしていくことになる。
追われる身となりレズパラ各地を転々とする二人だがそこには多種多様のレズがおり皆が絡み合い喘ぎおっぱいを振り乱しながら戦うさまに笑顔になってしまうこと間違いなし。

見どころ:巨女ブーム完全に来てた。




7.えとたま

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タイトル通り干支をモチーフにした作品。
リアル頭身のえと娘(アダルトモード)の2D作画パートと2頭身のえと娘(プリティーモード)の3DCGパートが混在するのだがその3DCGパートがTVアニメとは思えない作り込みで目を奪われる。

他の十二支とあっち向いてホイや鬼ごっこなどの遊戯で豪快に対決をして十二支に入ることを目指すにゃ〜たん(画像中央)だが直接勝てば蹴落とせるというわけでもないので一部を除いたえと娘同士は和気藹々としていて日常アニメに近い印象。

ちょうど12話で十二支+にゃ〜たん+αを描き切るため詰め込めるだけ詰め込んだ印象はあるが話が散らかった印象もなく終盤はシリアスムードが漂うも陰鬱になりすぎずよくまとめられていたよう思えた。
主役らしからぬ卑怯さを見せるにゃ〜たんなどキャラ付けが特徴的でシュールな展開も多く個人的に楽しめた。

見どころ:ですです




8.放課後のプレアデス

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自動車で有名なSUBARUの協力の元車を模した杖ドライブシャフトを持つ変身少女ストーリー。

スライムのようなプレアデス星人(画像上部中央)の故障した宇宙船を修復する手伝いをさせられるのだがそれを介して五人の過去を描き、乗り越え、絆を深めていく様が秀逸。
主人公のすばる(画像下部中央)と謎の少年みなとくんとのガールミーツボーイ要素もあるのだがそちらも蔑ろにすることなく描写しきっていた。

宇宙や惑星、平行世界の描写も丁寧な印象を受けSF方面にも寄った話になっておりドライブシャフトのエンジン音やデザインのモデルが実在するなど小ネタも。
OPEDも共に名曲で作品を彩り見終わった後に心温まる優しいアニメ。

見どころ:甘々ラブストーリー




9.新妹魔王の契約者

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こちらもおっぱいが振り乱れるアニメ。
美麗な親子丼提供から始まり今日から主人公東條刃更(画像下部左側)の妹になるという成瀬澪(画像中央)との初対面が彼女のトイレを覗き見てしまうという流れるような展開に思わず笑みがこぼれる。

第一話のうちに高速でラッキースケベのテンプレを踏みしめながら話が展開していくスピード感に自分は虜になっていた。

その後も妹と主従契約を結び調教し床をバスタオルで拭くハメになるほどビショビショにしたりお風呂で一緒にショートケーキを食べようとするなど常人では理解できないライトノベルではなく二次元ドリーム文庫かのような話のオンパレード。

ここまで書いておいてなんだがこの作品のキモはバトル展開にありエロいシーンは七割くらいはそのパワーアップのために行われ決してやましい事はない。残りの三割はお察しのとおりだが。

バトルになると男性キャラにもスポットが当たり特に刃更さんのとてもかっこいいシーンが爆発的に増大する。
話が進むたびに刃更が新たな女の子を仲間に従え色々なスケベシーンが増えるのだが前述の通りそんなにやましいことは断じてない。

最近のKADOKAWA制作のアニメにありがちな全10話なことが惜しいところだが分割2クールであり実質的に全20話である。

見どころ:暴走のエロサキュバス




10.落第騎士の英雄譚

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主人公の黒鉄一輝(画像下部左側)は第一話で急遽ルームメイトとなった新入生にして学園トップクラスの騎士ステラ・ヴァーミリオン(画像下部右側)の着替えを知らずに覗いてしまう。
どこかで見たような展開で始まるのだがストーリーは予想に反して王道熱血要素が占める。

この手のライトノベルアニメには珍しく一人のヒロインと早々に交際を決めてしまうことからイチャイチャ要素も強い。

一輝は七星剣舞祭という学園対抗トーナメントで優勝しなければ進級も卒業もできないという差別を受けているがそれでも諦めず鍛え抜いた肉体と剣技で強敵を打ち破り認められていく様は痛快の一言。

ギャグパートもあまりクドくない程度に抑えられていて個人的に好みだった。
余談になるが松岡禎丞演じる敵役桐原静矢の小悪党演技はそれだけでも一見の価値あり。

見どころ:ステラ・ヴァーミリオンさんの恋に落ちるスピード



総括:半数がライトノベル原作で個人的にラノベ旋風の巻き起こった年でした。
僕はライトノベル電撃文庫の一部ベテラン作家の作品くらいしか読んだことがなく新しめの作品はネットでラノベ終わったな的な論調を眺めていた程度なのですがむしろまだまだ伸びる要素を感じました。

残り5つのうち4つがオリジナルアニメでこちらも無難に走らず尖った作品が印象に残った形となりました。
K RETURN OF KINGSや戦姫絶唱シンフォギアGX、黒子のバスケなど入れたいタイトルもあったのですが続きモノで前シリーズの話に触れざるを得ずちょっと長ったらしくなるかなと思い単品で見られる作品を重点的に選びました。

長々とお付き合いありがとうございました。